ネットワールドは20日、クオリティと協業でセキュリティ維持管理サービス「ISM Client Care」(以下、ISM)の販売を9月中旬より開始すると発表した。クライアントPCのセキュリティ管理者がいない企業でも、設定されたセキュリティポリシーを自動的に継続して保てるようにするだけでなく、管理用サーバの構築や運用作業を不要にできるメリットがある。
ISMが提供するサービスは以下のとおり。
- Windowsセキュリティパッチの更新支援(OSパッチのアップデート支援)
- クオリティが発行するセキュリティ辞書によるセキュリティレベルの診断(日次)
- セキュリティパッチ未適応PCのレポーティング
- ウイルスワクチンソフト未更新PCのレポーティング
- 不正ソフト(Winny、Share等)探査、利用状況のレポーティング
- ハードウェア構成/インストールソフトウェアの一覧レポーティング
また、既に販売中のマカフィー「Managed Total Protection」(以下、MTP)とISMを組み合わせた「セキュリティSaaSパック(仮称)」が同時提供される。これを利用すると、Windowsセキュリティパッチ更新やワクチンソフトのパターンファイルの更新が自動更新され、クライアントPCのセキュリティレベルを一定に保つことができる。
価格は、ISMの初回システム登録費用が1社あたり5万円(税抜・初回のみ)、サブスクリプションライセンスが1クライアントあたり8,400円(税抜/年間契約)。「セキュリティSaaSパック(仮称)」は価格未定だが、1クライアントあたり15,000円前後(税抜/年間契約)の予定。ネットワールドは、年間1万ユーザ、ISMの売上1億円を見込んでいる。