マイクロソフトは18日、ビジネスユーザ向けの統合パフォーマンスマネジメント(業績管理)アプリケーション「Microsoft Office PerformancePoint Server 2007 日本語版(以下、PerformancePoint Server 2007)」の提供を11月上旬から開始すると発表した
PerformancePoint Server 2007は、全社レベルでの継続的なPDCA(Plan-Do-Check-Action)の実現を目指すパフォーマンスマネジメントに必要なすべての機能を統合した次世代のビジネスインテリジェンス(BI)アプリケーション。「Microsoft Office Excel」やブラウザを入出力インタフェースとしており、既存のビジネスプロセスを阻害することなく、あらゆるレベルの社員にパフォーマンスマネジメントの効果を浸透させることが可能だ。
同製品では、"プランニング機能"を搭載。これにより、予算編成、予測、連結に代表されるExcelスプレッドシートを使用するプランニング業務を、関数やマクロの利用を含むその利便性と柔軟性を維持しながら、データや入出力シート、データ加工ロジックをサーバ上で集中管理し、業務の生産性向上と内部統制の強化、安全性の確保を両立する。予算入力者や編成担当者などのユーザは引き続きExcelのみを使用するため、アプリケーションの習得が容易な点もメリットの1つに数えられる。
また、集約された業務データをはじめ、組織にさまざまな形式で散在する実績データをスコアカードや戦略マップ、分析チャートなどの形式で可視化する"モニタリング機能"を搭載。直観的に操作が可能なグラフィカルツール"Dashboard Designerにより、すべてのITスキルレベルのユーザが素早く簡単に業績モニタリングダッシュボードを作成することができる。
そのほか、"分析、レポーティング機能"により、「ProClarity」が持つ高度な分析機能がすべて取り込め、ブラウザまたは集中管理される"Excel業務レポート"を通じて、誰もが簡単に分析データにアクセスできる。さらに、「Microsoft Office SharePoint Server」や「Excel Services」、「Microsoft SQL Server Reporting Services」との連携も大幅に強化されている。