ネオジャパンは18日、Webベースのグループウェアの新版「desknet's Enterprise Edition Version6」をリリースした。
プロダクト事業本部 販売推進部 松村佳菜子氏 |
desknet's Enterprise Editionは、同社が提供するグループウェア「desknet's」の大規模ユーザー向けエディション。通常版のdesknet'sに比べて、「(通常版は製品内蔵の専用データソースを使用しているが)Oracle Database/Microsoft SQL Serverなどの各種データベースを利用できる、"組織ツリー階層"を使って目的のユーザーを効率的に探し出せる、スケーラビリティに優れる」(プロダクト事業本部 販売推進部 松村佳菜子氏)などの特徴がある。
新版の主な変更点としては、以下の3点が挙げられる。
- 「議事録」機能の追加: 会議の開催通知、参加者への事前作業の指示、決定事項の通達、議事録の保管、などを行うための機能。以前のバージョンから備わっている「スケジュール」「ウェブメール」「ToDo」「回覧板」「文書管理」などの機能と連携するため、利用者の作業効率改善に役立つ
- Ajax版の追加: AjaxベースのUIを実現する機能。これを使用すると、例えばスケジュールをドラッグ&ドロップで変更するなど、各種の操作をデスクトップアプリケーションのように行えるようになる。なお、こちらは有償のオプション機能
- デスクトップ通知システム「Hoppen」の追加: 「スケジュール」「伝言」「ウェブメール」「インフォメーション」と連携し、各種の情報をデスクトップ上で通知するための機能。desknet's Enterprise Editionをブラウザで表示させていなくても、伝言等を受け取ることができる。なお、こちらも有償のオプション機能になる
これらのうち議事録機能とAjax版は、今年6月にリリースされた通常版の「desknet's Version6」ですでに対応されている機能。ユーザーの間で評価の高い両機能をエンタープライズ版にも移植したかたちだ。
Hoppen |
対応データベースは、Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL。サーバはWindows、Linux、Solaris、クライアントはWindows 2000/XP/Vistaをサポートする。オプションなしの基本ライセンスは52万5,000円(50ユーザー)~。ユーザー数に応じたボリュームディスカウントも用意されている。