OpenOffice.orgは17日(米国時間)、オープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org 2.3.0」を正式にリリースした。現在公開されているバイナリパッケージはWindowsとLinux、Solaris SPARC/x86に対応した英語版、日本語版の提供開始時期は明らかにされていない。

今回のリリースは、3月に公開されたバージョン2.2以来約半年ぶりのアップデート。ワードプロセッサの「Writer」では作表機能が強化されたほか、スプレッドシートの「Calc」では全角の英数カナを半角に変換するASC関数、半角の英数カナを全角に変換するJIS関数が追加されるなど、OpenOffice.orgを構成する各コンポーネントの強化が図られている。OpenOffice.orgでは、9月4日以降リリース候補版を3度公開、正式リリースに向けた検証作業を行ってきたもの。