米Freescale Semiconductorは、ARMコアを搭載したアプリケーションプロセッサ「i.MX31C」の車載機器向け製品を発売した。動作温度範囲は-40~85℃。米国車載電子部品評議会の認証であるAEEC-Q100を取得している。
本製品は、プロセッサコアに英ARMのARM1136JF-Sを採用している。動作周波数は最大400MHz。ベクタ浮動小数点コプロセッサ(VFP)を備えている。2D/3Dグラフィック処理回路を内蔵し、インタフェースとしてCMOS/CCDセンサ、LCD、テレビ出力、USBなどを搭載している。
すでに量産出荷を開始している。10万個購入時の1個あたりの価格は24.86ドル。なお、3Dグラフィック処理回路を搭載していない「i.MX31LC」の場合は21.80ドルである。本製品を採用した車載システム搭載の自動車は、米Fordより9月に米国で発売される予定。