伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は11日、米国RightNow TechnologiesのSaaS型マルチチャネルCRMソリューション「RightNow 8」を10月1日より販売すると発表した。「RightNow 8」は、機能ごとに「RightNow Service」「RightNow Marketing」「RightNow Sales」などがあり、すでに世界の約1,800の企業および政府機関で利用実績がある。日本ではCustomer Experienceとコールセンターの作業効率を最適化する「RightNow Service」からリリースされる。

「RightNow 8」は、自己学習機能型の人工知能によるナレッジファンデーションをベースとし、ユーザから寄せられた問い合わせ情報を電話/インターネット/Eメール/チャットなどで一元的に集約/管理しているのが特徴。Customer Experience(顧客経験)の向上や新規ビジネス獲得のための活動の効果的に促進できる。SaaS型であるため短期間の納期で済む上、PBX/IVR(音声応答送付)/通話録音装置/CTIなどを組み合わせたコンタクトセンター(コールセンター)のトータルソリューションの構築が可能だ。さらに、CTCが得意とするBI/DWHソリューション、セキュリティソリューション、基盤ソリューションなどとの連携も視野に入れている。

営業現場の日常業務を効率化する「RightNow Sales」、顧客に効果的にメッセージを送る「RightNow Marketing」は順次販売される予定。価格は1ライセンスあたりの年間契約が基本。ライセンス価格は、総トラフィック数/インタフェース数/エージェント数で決定する。保守料は別途必要。CTCは、初年度に1,000クライアントライセンスの販売を目指す。