ニフティとスクウェア・エニックスは11日、ニフティの運営する「@niftyゲーム」内の「無料ゲーム+(PLUS)」において、ゲームのステージ間に広告を配信する「インステージ広告」の企画/開発で協業、販売を開始することを発表した。ニフティが8月に実施した試験運用の結果、平均CTR(クリックスルーレート)が3%台と、同社掲載のバナー広告と比較して約10倍の広告効果が期待できるという。費用は100万円/月。

インステージ広告とは、カジュアルゲームの各ステージ間にクリック可能な大型サイズ(640×480ピクセル)のFlashムービー広告を配信し、ユーザーにストレスを与えることなく広告誘導できるというサービス。簡単なルールと短い時間で遊べるというのがポイントで、女性ユーザーが多いことから、同社では「化粧品や食品など女性を対象にした広告を配信していきたい」(同)という。

ゲームの各ステージ間(左)に5秒程度の大型広告(右)を配信。ユーザーが手を休めている時間を利用して、ストレスを与えることなく誘導できるという

両社は、同広告商品の販売開始にあわせ、特定のインステージ広告を閲覧したユーザーのみ応募可能な「隠された☆(ホシ)を探せ!キャンペーン」を実施し、同ゲーム利用者の拡大を目指すという。また、他媒体へのインステージ広告配信に取り組み、商品価値向上に注力したい考えだ。