米Adobe Systemsは、アムステルダムで開催されている2007国際放送見本市(IBC)にて今後出荷が予定されているFlash Media Server 3に搭載される新機能を発表した。Flash Media Server 3の提供は2008年第1四半期(2007年12月~2008年2月末)以降が予定されている。
Flash Media Serverは米Adobe Systemsが提供するFlash Videoをオンデマンド配信するためのホストサービス。新機能では主にパフォーマンスの強化と、暗号化によるコンテンツ保護に注力。新しい暗号化プロトコルにより、コンテンツ配信企業は映像を簡単かつ安全にWebサイトに組み込むことができるようになるという。また、Flash Media Server 3を導入することにより、ストリーミング時のパフォーマンススピードは、従来のほぼ2倍となり、サーバあたりのストリームとユーザの数も増加させることが可能になるという。
扱えるファイルフォーマットに関しては、新たにH.264ビデオコーデックと音声圧縮規格であるHigh Efficiency AAC(HE-AAC)に対応。これにより既存のMPEGコンテンツを直接活用できることになる。