The Dojo Toolkit Project, the doc teamは6日(米国時間)、Dojo Bookの最新版となる「Dojo Book 0.9」を発表した。Dojo BookはDojo向けに作成された包括的なドキュメントセット。Dojoのプロジェクトサイトにおいて公開されている。
Dojo Book 0.9は既報のとおり2007年8月20日(米国時間)にリリースされた最新版Dojo Toolkit 0.9に対応したドキュメントセットだ。同チームは同ドキュメントの作成に5ヶ月を費やしてきたとしており、優れたツールキットには同じく優れたドキュメントが必要だと、品質の高さをアピールしている。
Dojo Book 0.9は、大きく分けて「Introduction」「Quick Installation」「Part 1: Life With Dojo」「Part 2: Dijit」「Part 3: Programmatic Dijit and Dojo」「Part 4: Meta-Dojo」「Part 5: Dojox」「DocX - Documentation Under Development」の8パートで構成されている。Dojo Toolkitの導入から開発まで幅広くサポートしている。
Dojo Book 0.9は、従来と比較してドキュメント内の多くの場面にサンプルが追加されている。サンプルはCDNを使っているため、Dojoのコードをインストールしておかなくても自前のWebサーバでそのまま動作するという特徴がある。またDijitコンポーネントをすべてサポートし、サンプルと属性/メソッド/エクステンションポイントに関するチャートが添付されている。そのほか、ソースコードの色付け、検索機能の提供、ダイアグラムの提供、新機能への対処など、工夫が凝らされている。
Dojo Book 0.9にはDojo 0.9を使ってプログラミングするにあたって必要になる情報がまとまっている。Dojoユーザは同ドキュメントを参考にするといいだろう。また、今後数ヶ月でAPIドキュメントへのリンクの追加や、パート1へのさらなるサンプルの追加などが計画されている。Dojoユーザは今度も同ドキュメントの動向に注目されたい。