openSUSEチームは6日、Linuxディストリビューションの開発途上版「openSUSE 10.3 Beta 3」をリリースした。対応プラットフォームはIntel i386とx86_64、PowerPCとIA64の4種。収録するデスクトップ環境の種類など構成が異なるインストールイメージ数種は、ダウンロード用サイトおよびBitTorrent経由で提供される。
今回のリリースでは、Linuxカーネルがバージョン2.6.22.5に更新されたほか、パッケージ管理 / 依存関係解決に用いられるライブラリのlibzyppがアップデートされた。ブートローダのgrubがWindows Vista用のエントリを持たない問題など、多くの不具合も修正されている。openSUSE 10.3のβテストは今回のβ3版をもって終了し、今後は正式リリースに向けRC版の準備が開始される予定。