フィードパスは5日、Webメールサービス「feedpath Zebra」のバージョンアップを発表した。多様な企業ニーズに応えることを目的に、運用オプションの追加とカスタマイズ機能の拡充が行われる。
追加される運用オプションは、複数ドメインの設定が可能な「ドメイン追加オプション」、自社内の特定部署にfeedpath Zebraを導入するが現行のドメインは使用する「部門利用オプション」、feedpath Zebraのドメインに顧客の会社名をサブドメインとして登録する「サブドメイン提供オプション」など7種類。各オプションの利用に際しては、基本の初期費用 / 月額料金に加え別途料金が必要。
メールの利便性向上を図るべく、カスタマイズ機能も強化された。外部POPアカウントのサポートにより、プロバイダが提供するメールアカウントがfeedpath Zebraで利用可能になったほか、メールの送信元情報(From:)を複数のアカウントから選択できるようになった。機能はメール送受信とアドレス帳に限定されるがAjaxに依存しない軽量版のベーシッククライアントや、各種画面の切り替えをキーボードのみで実現するショートカットキー機能、feedpath Zebraの画面上で実行できるGoogleを利用したWeb検索機能など、新機能も追加されている。
feedpath Zebraは、メールやアドレス帳、カレンダーなどの機能をWeb経由で提供するSaaS(Software as a Service)型のサービス。Internet ExplorerやFirefox、Safariなど多くのWebブラウザに対応、Ajaxの活用によりオフラインで動作するアプリケーションと変わらない操作性を実現している。価格はサービス内容により2系統に分けられ、メールとアドレス帳のみ利用できる「Zebra White」が月額1,280円、すべて利用できる「Zebra Black」が月額2,480円(1アカウントあたり。初期費用100,000円が別途必要)。