Ruby Associationは2日、Rubyの公式ロゴを選ぶコンテスト「Rubyロゴコンテスト」の開催を発表した。もともとRubyにはThe Ruby Visual Identity TeamがRubyの公式Webサイトをリニューアルした際に作成したロゴ(ブリリアントカットされた赤色のルビーのロゴ)があるが、Ruby言語そのものを表すロゴとしては広く認知されていないという。
そこでRuby Associationはプログラミング言語Rubyの公式ロゴの募集を開始した。ロゴの条件にはプログラミング言語Rubyの公式ロゴとして相応しいものであること、低解像度/グレースケールにしても視認性に優れていること、「Ruby」という文字が含まれたものと含まれていないものの2種類があることなどがあげられている。
応募はメールで受け付けている。氏名および連絡先メールアドレスを含めるほか、「Ruby」という文字を含んだロゴと含んでいないロゴをそれぞれベクタ形式(EPS、AI)/ラスタ形式(200ピクセル×200ピクセル以下: PNG、GIF、JPEG)で提出すればよい。締め切りは2007年10月1日 00:00:00(協定世界時)とされている。応募されたロゴの中からRubyの開発者でありRuby Association理事長であるまつもとゆきひろ氏が公式ロゴを選出する。
採用者には表彰盾と副賞10万円が贈呈される。なお公式ロゴとして採用された場合、著作権はRuby Associationへの譲渡となり、Creative Commons Attribution-Share Alikeライセンスのもとで頒布されることになるとされている。手腕の自信があるグラフィックデザイナは応募を検討してはいかがだろう。話題のRubyのロゴに採用されるまたとないチャンスかもしれない。
Ruby Association(Rubyアソシエーション)はRubyの普及と発展のための組織。Rubyに関係するプロジェクトやコミュニティ、ビジネスの関係を強化し、エンタープライズにおけるRuby利用の各種問題解決に取り組むことを目的としている。