マイクロソフトは3日、「Windows Live Hotmail」の機能の拡張を行った。

「MSN/Windows Live」は、21言語に対応し、全世界47市場で毎月4億6,500万人以上のユーザーが利用しているインターネットポータルサービス。日本では、「MSN Hotmail/Windows Live Hotmail」をはじめ、「MSNメッセンジャー/Windows Live メッセンジャー」「MSNスペース/Windows Liveスペース」「MSNコンピュータ」などが提供され、毎月3,500万人のユーザーが利用している。

今回、無償提供のWindows Live Hotmailの受信トレイ容量が2GBから5GBに、有料サービスの「Windows Live Hotmail Plus」は、受信トレイ容量4GBから10GBに拡大。送信時の添付ファイルは、無償版が10MB、有償版は20MBまで可能になった。

また、正式版が提供開始された「Outlook Connector」を利用することで、「Outlook」から「Windows Live Hotmail」アカウントの閲覧や管理が自由に行えるほか、「Windows Live Hotmail」内のメールやアドレス帳、メールフォルダの同期を「Outlook」から行うことが可能だ。

さらに、「Outlook Express」や、Windows Vista向け「Windows Mail」の後継サービスとなる「Windows Live Mail」のベータ版を利用することにより、「Windows Live Hotmail」を含めた複数のメールアカウントの一元管理ができる。

そのほか、Windows Liveサービス全体で統一されたユーザインタフェースを採用し、新しいヘッダを適用。さらに、不在時に事前に設定したメッセージを自動で送信する機能や、「Outlook」から送信される会議出席依頼のメールに返信メールを送信し、「Windows Live Hotmail」内の「カレンダー」に予定を反映させる機能、他の「Windows Live Hotmail」アカウントへの自動転送機能、同一人物の「アドレス帳」への重複登録を回避する機能が追加。また、フィッシング詐欺などの迷惑メール対策機能も強化されている。