インターネットイニシアティブ(IIJ)は3日、同社の提供する法人向けインターネットサービスユーザを対象に、気象庁が発表するデータに基づいた「緊急地震速報配信サービス」を10月より無償で試験提供すると発表した。気象庁が推定した地震情報をもとに、震源、地震の規模、各地の震度情報を即時に配信するという。サービス利用の際、受信端末が別途必要となる。
同サービスは、気象庁が発表する緊急地震速報を、気象庁と同社の地震速報配信ネットワークシステムを直結する専用回線にて受信後、ユーザの受信端末に即時配信する。
配信する緊急地震速報は、地震発生時に震源に近い観測点で得られた地震波より、震源、地震の規模、各地の震度などを推定したもの。同社では、揺れが到達する前の事前な対処に役立ち、危険回避や被害軽減が期待できるという。