グレープシティは29日、クエスト・ソフトウェアの販売代理店として、Javaアプリケーションのパフォーマンス解析ツール「JProbe 7.0J」の販売を9月26日に開始すると発表した。同ツールは、Javaシステム内に潜む問題点を特定するためのもので、実行速度やメモリ使用量、テストカバレッジの測定/分析機能を提供する。

処理の遅いメソッドが一目で分かるコールグラフ

メモリの割り当てとガーベジコレクタの動作を確認できるヒープサマリ

JProbeの主な特徴としては以下のようなものが挙げられる。

  • リモート端末で測定/分析処理を実行することが可能なため、測定/分析処理自体によって発生するオーバーヘッドを計測結果からおおむね取り除くことができる
  • パッケージ、クラス、メソッドといった単位で分析を実行できる
  • 主要アプリケーションサーバにおける測定環境をウィザードベースで構築できる

新版では、JDK 5.0で導入された新プロファイリングインタフェースJVMTI(Java Virtual Machine Tool Interface)に対応し、より実行時に近い状態での計測が可能になったほか、各種の計測結果を同一画面上で表示することができる新コンソールを搭載。さらに、オブジェクトの過剰割り当て調査に特化した実行モード「データ収集モード」が追加され、同調査におけるオーバヘッドを大幅に削減できるようになったという。

テストの進行状況がリアルタイムで確認できるカバレッジブラウザ

対応アプリケーションサーバは、Apache Geronimo、Apache Tomcat、BEA WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server、JBoss、Oracle AS 10g、Sun Java System Application Server、日立uCosminexus Application Server、富士通Interstage Application Server。価格は、1開発ラインセンスが38万6,400円、1コンカレントライセンスが136万2,900円。