NTTコミュニケーションズは24日から、法人向けの次世代オンデマンドVPNサービス「マルチポリシーVPN for OCN」の提供を開始した。従来のVPNサービスは拠点単位での接続が一般的だったが、グループや端末単位での暗号化通信が可能になる。
本サービスでは、ユーザー宅内に専用の暗号化装置(CPE)を設置。CPEに接続した端末にはIPv6アドレスが付与され、各端末やグループ間で複数のVPN接続を確立できるようになる。また同社は、自社開発のm2m-x技術(IPSecとSIPをベースにしたEnd to Endの通信管理方式)を採用した「ポリシーマネージメントサーバ」をNTTコミュニケーションズのネットワーク内に設置。ユーザーは、同サーバーを介して接続ポリシーなどの変更作業が一元的に行えるようになっている。
マルチポリシーVPNの利用料が月額6,300円、CPEのレンタル料が月額6,300円のほか、サーバー設定工事費が15,750円、CPE工事費が21,000円かかる。利用には法人向けOCN回線が必要になる。