openSUSEチームは23日、Linuxディストリビューション「openSUSE 10.3 Beta 2」をリリースした。対応プラットフォームはIntel i386とx86_64、PowerPCの3種。デスクトップ環境など収録物が異なるインストールイメージ数種は、ダウンロード用サイト経由で提供される。

今回のリリースでは、Linuxカーネルを2.6.22.3へアップデート。標準Cライブラリのglibcも、2.6.1に更新された。SUSE Linuxを特徴づけている高機能な設定ツール「YaST」の基盤にも改良が施され、YaST用スクリプト言語のYCPを使わず、PythonやRubyなどの言語を利用したYaSTモジュールの開発が可能になった。ほかにも、RPMの処理に関するlibzyppの問題など、多くの不具合が解消されている。