ライブドアホールディングス(以下、ライブドア)は23日、同社が保有する弥生の全株式株式の譲渡に関して、株式会社MBKP1(以下、MBKP1)との間で契約書を締結したと発表した。

弥生は、2004年12月の簡易株式交換により、ライブドアの完全子会社化となった。しかしながら、ライブドアは2006年1月の"ライブドア事件"以降、事業の選択と集中を図り、同社がコア事業として位置づけるインターネット関連事業以外の事業や子会社について、整理を進めており、今回、その経営戦略の一貫として弥生の第三者への売却を決定した。

一方、今回の株式譲渡先となるMBKP1は、米国大手投資会社カーライル・グループのアジア地域における出身者が主体となり、全額出資する特別目的会社として、2005年3月に設立され、東アジア地域に特化した独立系プライベート・エクイティ・ファーム。

ライブドアは23日の取締役会で株式譲渡契約書を決定し、正式な譲渡は、2007年9月28日に行われる予定。譲渡額は1株当たり3億5,500万円、合計200株総額710億円で、株式譲渡に先立ち、ライブドアは弥生から30億円の特別配当を受ける予定だ。