リコーは23日、文書管理・文書配信ソフト「Ridoc Document System」シリーズにドキュメント・ポータル・ソフトウェア「Ridoc Desk Navigator Version2」を追加した。発売は9月7日。1ライセンスあたりの価格は、PDF生成ツール「Adobe PDF Creation Add-On」が同梱された「Ridoc Desk Navigator Ad Version2」が1万2,500円(税別)から、Adobe PDF Creation Add-Onは含まれず、「Adobe Acrobat 8.1」とセットで販売される「Ridoc Desk Navigator St Version2」が8,000円(税別)から。
Ridoc Desk Navigator Version2は、ツリー構造とサムネイル表示による直感的な操作が可能なドキュメント・ポータル・ソフトウェア。個人向け文書管理ツールとしての用途のほか、同社のネットワーク文書管理サーバシステム「Ridoc Document Server」、「Ridoc Document Router」、およびデジタル複合機「imagioシリーズ」などで管理している文書をひとつのビュー上でシームレスに表示できるため、これらのポータルソフトとしても利用できる。
今バージョンより新たに搭載された機能としては、スキャンデータやアプリケーションソフトで作成したデータをPDFファイルに変換する際にタイムスタンプや電子署名を付与できる機能が挙げられる。異なるファイル形式の文書でも一括変換できるほか、有償のタイムスタンプサービスでは日本データ通信協会が認定する「タイムビジネス信頼・安心制度」において「時刻認証業務」の認定を受けたアマノの「アマノタイムスタンプサービス3161」が採用されている。
また、閲覧制限や印刷制限がついたパスワード付き暗号化PDFの作成やPDFファイルのサムネイルでのセキュリティ設定内容の表示、異なるファイル形式の文書を1つのPDFファイルにまとめることなどが可能だ。さらに高圧縮と高画質を両立させた「クリアライトPDF」やテキストデータを含む「テキスト付きクリアライトPDF」などが作成できる。
対応OSは、Windows 2000 / XP / Server 2003 / Vista 日本語版・英語版。Office 2007やCitrix Presentation Serverとの組み合わせでも利用できる。