富士ゼロックスは22日、同社のアジア・パシフィック(以下、AP)地域における「国際資源循環システム」が、2004年12月の稼動開始から、約3年目に入った現在も順調に稼動を継続していると発表した。これまでに累計で約9,000トンを資源として再生し、その再資源化率が99.2%に達しているという。

同社は2000年8月に、日本で初めて使用済み商品の"廃棄ゼロ"を実現。加えて、AP地域への環境負荷低減の責任という観点から、オーストラリアやニュージーランドをはじめとする9カ国/地域において、日本と同じ品質の「国際資源循環システム」の構築を目的に、拠点となる「Fuji Xerox Eco-Manufacturing Co., Ltd.」を2003年1月にタイに設立。2004年12月に本格的に稼動を開始した。

稼動開始から3年目となる2007年3月までの間で、同地域で回収した使用済み商品やカートリッジは約5万5,000台にのぼるという。現地統合マネジメントパートナーのタイ国三井物産や、アジアの再資源化パートナーの協力により、累計約9,000トンを資源として再生したとしている。

同社は、今後もAP地域における「資源循環のモデルシステム」として環境負荷低減効果の拡大を目指していく予定だ。