ファイルメーカーは21日、デスクトップデータベースソフトの最新版「FileMaker Pro 9」を日本国内向けに9月中旬から販売すると発表した。FileMaker Pro 9/Pro 9 Advanced/Server 9/Server 9 Advancedの4タイトルからなる製品には、WindowsとMac OS X両方に対応するソフトウェアが収録される。

FileMaker Pro 9は、MySQLとOracle SQL、Microsoft SQL Serverといった外部SQLデータソースへの接続をサポート。サーバ版には、プログラミングなしにPHPを使用したWebサイトを構築できる「PHPサイトアシスタント機能」や、ダイナミックなデータ駆動型Webサイトの構築を支援する「PHPカスタムWeb公開機能」など、PHPを利用したWebとの連携が強化されている。また、メールを介して他のFileMaker Proユーザとデータベースを共有する「リンク送信データベース共有機能」といった、使いやすさを向上させる機能も多く追加されている。

FileMaker Pro 9シリーズの希望小売価格(税別)は、ワークステーションタイプのFileMaker Pro 9が38,000円、FileMaker Pro 9 Advancedが58,000円。サーバタイプのFileMaker Server 9が128,000円、FileMaker Server 9 Advancedが320,000円。アップグレード版の価格は、FileMaker Pro 9が22,800円、FileMaker Pro 9 Advancedが34,800円、FileMaker Server 9が76,800円、FileMaker Server 9 Advancedが192,000円。