ヴイストンは10日、掃除機能付きの教材ロボット「Beauto(ビュート)」を発表した。モーター、センサー、CPUボード等を搭載するクルマ型ロボット。簡単なプログラミングを通して、小学生でも楽しみながらロボット制御を学習することができる。発売は10月初旬以降を予定しており、価格は17,850円(予価)。
標準で搭載しているのは、DCモーターが3つ(本体駆動用×2、ブラシ駆動用×1)、センサーが4つ(接触センサー×2、赤外線距離センサー×2)、CPUボード「VS-WRC001」など。CPUボード上には16文字×2行の表示が可能なLCDと操作ボタンを備えており、動作のプログラミングが可能。「掃除」という身近な仕事を取り上げているので、子供たちのやる気も出そうだ。
CPUボードの「VS-WRC001」。搭載CPUはH8/36064で、ゲームパッドを接続することもできる |
CPUボードには拡張性があり、さらにDCモーター×1、サーボモーター(PWM制御)×4を追加することが可能なほか、センサーも、アナログ・デジタル各8つまで接続することができる。もともとは掃除ロボットではあるが、オプションで登場予定の拡張パーツを使うなどして、ロボカップジュニアなどの競技に対応することも可能だという。
前述のように、付属CPUボードだけでも簡単なプログラムを作成することはできるが、付属ソフトウェア(別途PCを用意)を使用すれば、さらに本格的なプログラムを開発することもできる。これはフローチャート方式になっており、プログラミングの知識がなくても、画面上でブロックを並べていくだけで動作を組み立てることが可能だ。
ロボット本体の大きさは183(L)×137(W)×65(H)mm、重さは約490g。単3乾電池×4本で動作する。10月初旬以降の発売を予定しており、ロボット取扱店および同社WEBショップにて順次予約の受付を開始する。なお同社では、教育機関向けに50台限定の無料モニターも募集している。問い合わせは同社まで。