モバイル広告代理店アップデイト内のモバイルマーケティングデータ研究所(MMD研究所)は9日、「モバイルコマースに関する利用動向調査part7」を発表した。調査結果によると、女性の3割が携帯ネットショッピングでダイエット関連商品の購入経験があり、安価であることがポイントだという。
調査結果は、ストラーテーションが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」、メディアインクルーズが運営する「blogri」など計20社と、21のモバイルサイトのユーザー4,643人(男性: 37.2%、女性: 62.8%)からの有効回答によるもの。調査期間は7月27日~30日。
調査によると、7月に携帯電話からネットショッピングを利用したユーザは29%だった。うち、男性が396人、女性が954人と女性が圧倒的に多く、女性が購入した商品のトップは衣料(28.0%)、次いで化粧品(22.1%)、ファッション小物(20.6%)となっている。男性の利用者では、1位がCD・DVD(音楽)で21.2%、2位が衣料の16.9%、3位は食品・飲料(16.4%)という結果となった。
また、携帯電話を用いたネットショッピングの利用意向でも女性は積極的で、男性が26.8%に対し、女性は37.8%。一方、PCからのネットショッピングは男性に多く39.7%、女性は29.9%となっている。年代別で見た場合、20代以上の男性はPCでのネットショッピング利用者が4割を超え、女性では全ての年代で携帯電話からのネットショッピング利用者が最も多い結果になった。
携帯電話でのダイエット関連商品の購入経験は、男性は全体の12.9%、女性は28.2%となっており、女性がよりダイエット関連商品への購買に積極的であるという。また、購入する際の決め手となるポイントは、男女ともに「価格が適正である」が最も多く、次いで「送料が安い(無料である)」という結果となった。
さらに、商品説明や広告表現で「過剰だ」と感じたことがあるかを調査したところ、76.2%の回答者が「ある」と回答した。このうち、その「過剰な表現」と感じた商品の購入を控えたことがあるユーザーは70.2%に上った。
このほか、7月のモバイルコマース利用者のうち、7月に購入した商品の合計金額の割合は、「10,000円~19,999円」が22.1%と最も多く、次いで「3,000円~4,999円」が15.9%、「1,000円~2,999円」が14.1%となった。また、10,000円以上購入した割合は男女ともに4割を超えた。