デンソーウェーブは8日、UHF帯に対応したRFIDの定置式リーダ/ライタ「UR-400」を発売した。また、ハンディターミナル「BHT-232QWU-CE」を今月30日に発売する。例えば製造や物流の物品管理などで利用できる。価格はオープン。

定置式リーダ/ライタ「UR-400」は、最大4セットの送受信アンテナを接続可能。独自の受信方式により、複数のリーダ/ライタを同時に使用した場合にも、混信しにくい設計となっている。また、最適な読み取り領域を確保するために、送信アンテナごとに3段階の出力設定が行える。アンテナには、読み取り時にRFIDタグの方向を選ばない円偏波式と、送受信距離が長く一定方向に並んだRFIDタグを読み取ることのできる直線偏波式の2種類を用意している。

ハンディターミナル「BHT-232QWU-CE」は、バーコードおよび2次元コードのスキャナとUHF帯RFIDリーダ/ライタを一体化した製品である。アンテナを内蔵しており、読み取り距離は0~100mm程度。OSはWindows CE 5.0。メモリとして、64Mバイトのフラッシュメモリ(ユーザメモリは約30Mバイト)と128MバイトのRAM(ユーザメモリは90Mバイト)を備えている。 そのほか、無線LAN(IEEE802.11b)やQVGAカラー液晶パネルを搭載している。無線LANはセキュリティ機能として、WEPおよびWPAによるデータの暗号化機能を備えている。