ジャストシステムは6日、2008年3月期第1四半期(4-6月)の業績を発表した。売上高は18億4,800万円で、前年同期比12.4%増だったが、営業損益は23億7,500万円の赤字で、前年同期比8億4,200万円の減益となった。経常損益も23億円の損失となり、赤字幅が拡大した。

前期に投入した「xfy」や「XMetal」「Kaspersky」の売上高が前年同期に比べ増加した一方、これらの営業経費や販促費がかさみ、営業損益、経常損益とも、赤字幅が拡大した。最終損益についても、前年同期比13億1,200万円減の22億9,400万円の損失となった。

同社では「売上高が第4四半期に偏るのに対し、売上高の多寡にかかわらず発生する人件費などは毎月発生するため、第1四半期における費用負担が大きくなる傾向にある」としている。