ソネットエンタテインメントは、Webサイト上のバナーを通じてサイト閲覧者と運営者を電話でつなぐ「もしもしクリック」の申込受付を開始した。NTTコミュニケーションズの「ウェブdeコール」を利用し、利用者の閲覧媒体やクリック数などのデイリーレポートを含めた独自機能を付加したマーケティングサービス。9月3日からサービスを開始し、価格は設定費用の基本料金が31,500円、チャネル毎735円。そのほか、各種月額費用、通話量が別途加算される。
「もしもしクリック」の特徴は、NTTコミュニケーションズの「ウェブdeコール」を採用することで、サイト閲覧者とWebサイト運営者が、それぞれの電話番号を知らせることなく通話ができる点。通話料金は、閲覧者は無料、運営者はIP電話通話料金が適用されるので、低コストで顧客誘導ができ、営業力や顧客満足度の向上が見込めるとしている。
また、閲覧者が訪問した媒体ごとのクリック数、入電数などの利用結果を、デイリーレポートとして企業に提供するという点も特徴だ。これにより、出稿側にとっては、どの媒体を見て電話をかけてきたのかが分かるようになる。さらに、利用者からの各種問い合わせやECサイトでの商品購入サポートとして利用することもできる。
折り返し電話機能を実装しているのも特徴の1つ。運営者の営業時間外などにサイト閲覧者から入電があった際、折り返し電話の依頼を受け付けることができる。折返し電話の依頼主となる閲覧者も、運営者に電話番号を明かすことなく依頼が可能なので、安心して利用できるだろう。
このほか、誤発信防止機能では、閲覧者が一度、発信者番号通知で電話し、閲覧者本人の電話番号を登録することで、誤入力やイタズラによる誤発信を防止できる。
同社では、具体的な利用例として、商品・サービス紹介サイト/予約サイト、ポータルサイト、会員向けサイトや各種相談サイトなどを挙げており、集客や付加価値向上、また利用者/運営者双方が安全かつ有効に活用できるとしている。
また同社では、9月3日~11月30日の期間中に利用を開始するサイト運営者を対象に、設定費用、通話料が最大3カ月無料になるキャンペーンを実施する。ただし、契約期間が6カ月未満の場合は無料期間は1カ月となる。