富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は1日、FAXシステム製品「PerfectStation V2」を発表した。最大対応回線数を46回線から92回線に拡大し、さらなるサーバ集約を可能にしたのが特徴。ニーズのあった拡張機能を部品化、オプションとして提供するため、既存モデルより短期間かつ安価で提供できるという。販売開始は8月6日。

「PerfectStation V2」本体では、FAX送信した注文書などを自動受信/自動OCR認識し、サーバ上でのデータ蓄積/管理/参照が可能。オプションは「QRコード認識機能」のほか、Windowsアプリケーションから印刷する感覚でファックスできる「FAXクライアント機能」、受信ファックスをPDF化する際、暗号化やパスワード設定を可能にした「PDFセキュリティ設定機能」などがある。

価格は、FAX基本パッケージ(BRIモデル)、同ISDN追加ライセンス、および音声FAXボード(2BRI対応)で構成された基本セットが350万円(税別)から。パッケージ年間保守料は、ライセンス標準価格の20%。オプション機能は個別見積が必要。富士通SSLは、2年間で40セットの販売を目標にしている。