マクニカネットワークスは7月31日、独自技術で高速な画面描画を可能にするX端末ソフト「Exceed onDemand 6J」を発表した。価格は71,400円/1ユーザ、初期導入時の単位は最低5ライセンスから。
今回のバージョンでは、最新のX11プロトコル「X11 R7.1」に対応。Xクライアントには、新たにWindows VistaとLinuxをサポートした。従来は通信に複数のポートを使用していたが1つに統合、ファイアウォールの設定など管理工数の削減やセキュリティ向上に貢献するとしている。ほかにも、OpenGL 1.4 / GLX 1.4に対応する3Dグラフィック描画や、マルチカラーパレットのサポートなど、描画機能の強化が図られている。
Exceed onDemandは、PCデスクトップ上で遠隔地のX Window System用アプリケーション(Xクライアント)を利用可能にする、カナダHummingbirdが開発したX端末ソフト。X11プロトコルのトラフィックを最高1/100にまで削減する「Thin Xプロトコル」の採用により、低帯域のネットワークでもストレスなくXクライアントを利用することが可能。大量の描画リクエストを行うアプリケーションを高速化するシャドウウインドウレンダリング機能や、予期せず中断されたXセッションを自動的にサスペンド状態にするSuspend on Disconnenct機能など、豊富な機能を備えている。