NTTコミュニケーションズとユーシーカードは25日、クレジットカード加盟店におけるクレジットカード決済処理に関わる通信のIP化と、それに伴う業務の効率化などを目的とした「OCNクレジット加盟店パック」を発表した。
同サービスの特徴は、CCT端末をルートスイッチャに接続して使用することで、平常時は閉域網経由で、IP通信不能時には電話網経由に自動で切替えて決済処理センタに接続、安定したオンライン決済処理が行えるという点。また、1本の物理回線上で、オンライン決済処理、インターネット接続、IP電話サービスの同時利用や、FAXなどのアナログ通信など、加盟店のさまざまな業務に利用できる。さらに、カード会社との連携により、CCT端末、ルートスイッチャなどの一括同時設置・開通工事、オンサイト保守対応も実現している。
これらの特徴を兼ね備えることで、閉域網経由の安全かつ高速なIP通信により、クレジットカードのオンライン決済処理時間を大幅に短縮することが可能となった。また、店舗内の電話回線の集約化、IP電話サービスへの移行など、通信コストを低減できるほか、常時接続のインターネット環境を多用途に活用し、店舗運営の効率化と業務改善に役立てることができるという。
NTTコミュニケーションズでは今後、同サービスの展開状況を踏まえた上で、連携するカード会社の拡大と、光アクセス対応や店舗運営に即したアプリケーションなどによる機能の充実化の双方を検討しているという。