NECは25日、100ボルト電源に対応した小型タイプのブレード収納ユニット「SIGMABLADE-M_100V電源セットモデル」を製品化したことを発表した。導入時に200ボルト電源工事が不要なため、短納期での運用が可能。NECによれば導入コストを約20%低減できるという。本日より販売を開始する。

SIGMABLADE-M_100V電源セットモデル

「SIGMABLADE」は、サーバ、ネットワークに加えてストレージまで統合できる次世代ブレードシステム。今回発売される「SIGMABLADE-M_100V電源セットモデル」は、ブレーブサーバーを8台まで集約できる「SIGMABLADE-M」と100ボルト電源2コをセットにしたもの。停電時にサーバを計画的にシャットダウンする機能を備えており、100ボルト電源からの給電が可能な無停電電源装置「3000VA-UPS」にも対応している。

「SIGMABLADE-M」を統合的に管理/制御する「EMカード」は、ユニット単位で消費電力の最大値を制御する機能が追加された。これにより、最大約40%の省電力化が可能だという。

また、IPルーティング機能を搭載したレイヤ3対応のブレードサーバ内蔵L3スイッチ「GbE インテリジェントスイッチ(L3)」も製品化している。

価格と出荷開始時期は以下のとおり。

製品名 価格 出荷開始時期
SIGMABLADE-M_100V電源セットモデル 43万円~ 7月31日
EMカード 6万円~ 8月31日
GbE インテリジェントスイッチ(L3) 33万円~ 7月31日