無線通信用小型基地局、フェムトセル(Femtocell)を開発するベンチャー企業、英Ubiquisysは7月20日(現地時間)、シリーズBラウンドで米Googleの投資を受けることを発表した。同社はシリーズBで合計2500万ドルを調達することになるが、各社の投資金額内訳は明らかにしていない。
今回UbiquisysはシリーズBラウンドとして、合計2500万ドルの資金を調達する。投資企業は、ベンチャーキャピタルのAccel PartnersらシリーズAの投資企業3社に、Googleが加わった4社。
フェムトセルとは、屋内の固定網と接続することで、オフィスや家庭などの屋内に無線アクセスポイントを提供する小型基地局。オペレータやユーザーはフェムトセルを利用することで、屋内におけるアクセス問題を解消できる。新しい技術だが、すでにフェムトセルを推進する業界団体、Femto Forumも立ち上がっている。
Ubiquisysは、プラグインで利用できるフェムトセル「ZoneGate」を提供するベンチャー企業で、創業は2004年。日本では今年7月はじめ、ソフトバンクが同社の技術を利用してデモを行っている。