米National Instrumentsの日本法人である日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、ボード設計のための回路シミュレータ「NI Multisim 10.0」の日本語版を発売した。対話式のGUIを用いており、マウスだけで基本的な操作が行えるという。
回路シミュレータ「NI Multisim 10.0」のイメージ |
本製品はSPICE系のシミュレータで、回路設計や回路図のキャプチャ、回路動作のシミュレーション、解析などが行える。シミュレーションデータと実機テストでのデータを比較し、シミュレーションモデルの修正を行うこともできる。そのほか、同社のグラフィカル開発環境「LabVIEW」と組み合わせることにより、テストも可能になる。
基本版とプロフェッショナル版、アカデミック版を用意している。価格は、基本版が42万5,000円、プロフェッショナル版が73万2,000円(それぞれ年間保守契約付き)。なお、評価版は同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
プロフェッショナル版は、回路動作検証のための高度な解析機能や仮想計測器機能、1万6,000個以上のコンポーネントとシミュレーションモデルのデータベース、高度なスプレッドシート表示機能を搭載したプロジェクト管理ツールなどが含まれる。