中華網投資集団傘下の中華網軟件(CDC Software)はこのほど、豪PlanTecを買収したと発表した。
PlanTecはBI(ビジネスインテリジェンス)とITコンサルティングサービスを中心に事業を展開する企業。同社は、オーストラリアでコンサルティング事業を展開する中華網軟件傘下の子会社Praxa Australiaと戦略的提携関係にある。今回の買収により、オセアニアにおけるBI領域で、中華網軟件のリーティングポジションが強化されると、同社自身が主旨を説明している。
PlanTecは2003年に設立され、医療、小売、商業、テレコミュニケーション、廃棄物処理など多くの産業分野に向けて、BIサービスを提供してきた。数多くの優良クライアントを持ち、現在進行中のプロジェクトにはErgon Energy、Energex、Transpacific Industries、UNiTAB、Sydney Waterなどが名を連ねる。また、オーストラリアで最大手のビジネスソフトウェア開発メーカーMincomのエクスクルーシブパートナーでもある。特にBI、ECM (Enterprise Content Management)などの開発が主力とされる。
Praxa Australia会長のJohn Clough氏は、「この買収は当社のオーストラリアIT市場におけるスピード感をモットーとする拡張戦略と合致する。ビジネスコンサルティングとソフトウェアサービス領域における当社のリーティングポジションが間違いなく強化されるはずだ」と、買収の意義を強調した。