テクノスジャパンとSAPジャパンは17日、エンタープライズ・サービス指向アーキテクチャ(エンタープライズSOA)を広く市場に展開するため、両社の協業を強化することで合意したと発表した。また、テクノスジャパン本社内にエンタープライズSOAに関する活動基盤として「エンタープライズSOAソリューションセンター」も同日設置された。

「エンタープライズSOAソリューションセンター」では、テクノスジャパンが持つERPの導入ノウハウと最新技術を活用して、SAP NetWeaverプラットフォームを基盤としたシステム構築を行なう。エンタープライズSOAの手法を活用することにより、ユーザー企業は柔軟かつ変化に迅速に対応できるERPシステムを実現することが可能になるという。

同センターはSAP NetWeaver技術の実装経験のある技術者10名でスタートし、1年後には倍以上の体制へ増強する計画だ。SAPジャパンも同センターに専任スタッフを配置し、最新技術の提供やエンジニア教育計画立案、重要技術課題に関する支援および定例会の実施を継続的に行ない、同センターの運営を支援していく。

「エンタープライズSOAソリューションセンター」の主な活動内容は、以下の通り。

  • IT基盤としてのSAP ERP6.0およびSAP NetWeaver製品の積極的展開

  • SAP NetWeaverプラットフォームを基盤としたSAP ERPフロントエンドソリューションとして、SAP Interactive Forms by Adobeの初期導入一括サービスを他社に先駆けて提供するほか、SAPとMicrosoftの共同開発製品であるDuet for Microsoft office and SAPの構築支援サービスの提供も予定

  • SAP NetWeaver Business Intelligenceを利用した情報分析ソリューションの提供

  • SAP ERPとその他のシステムとの連携ソリューションの提供、プロセス統合、マスターデータ統合、ポータル構築支援サービス等の提供

など。