米Microsoftは7月10日 (現地時間)、ネットワーク経由でWindows Vistaに対するPCのハードウエア互換を確認するツールの新版「Windows Vista Hardware Assessment 2.0」を公開した。ダウンロードセンターから無償入手できる。英語のほか、日本語、フランス語、ドイツ語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語などのローカライズ版が用意されている。
Windows Vista Hardware Assessmentは、WMIプロトコルまたは他のWindowsネットワーキング・プロトコルを通じて、ネットワーク接続されたPCをスキャンしデバイス情報を取得する。対象となる個々のPCにエージェント・ソフトウエアを導入する必要はない。収集した情報を基に、ハードウエアおよびデバイスのWindows Vistaと2007 Microsoft Officeに対する互換性が分析され、不足している点がある場合は、レポートを通じて適切なアップグレード方法が提示される。
新版では、2007 Microsoft Officeに対する互換性チェックが追加されたほか、ドメイン/ ワークグループごとに最大25,000台のコンピュータをスキャンできるようになった。またActive Directoryドメイン/ フォレスト内の特定のOU (Organizational Unit)に属するPCを選択したり、ホストネーム、NetBIOSネーム、FQDNなどのフラットファイルをインポートすることで、対象となるPCを絞り込むことが可能だ。