オーバーチュアは2日、ミクシィが運営するSNS「mixi」に検索連動型広告「スポンサードサーチ」と、Web検索機能「Yahoo! Search Technology (YST)」の提供を開始した。同社はこれまでも、mixiの一部チャンネルにコンテンツ連動型広告「コンテンツマッチ」を提供していた。一方のミクシィも同日、mixi内の検索機能をNTTレゾナントが提供する検索エンジン「goo」から自社製検索エンジンに移行したことを発表している。

今回提供が始まったスポンサードサーチは、mixiの「コミュニティ検索」「日記検索」「トピック検索」「Web検索」の、それぞれの検索結果ページに掲載される。コンテンツマッチは2006年8月からコミュニティ欄のカテゴリページに掲載されていた。

オーバーチュアのビジネスディベロップメント シニア ディレクターの天畠秀隆氏は、「今回のmixiでのスポンサードサーチ採用は、弊社広告主へ一層の顧客獲得機会を提供するとともに、弊社の検索連動型広告における国内最大手の地歩をさらに強固にするものと期待しています」と述べている。

スポンサードサーチは検索キーワードと連動して広告文が表示されるPPC広告。検索連動型広告は、ユーザーが特定の商品・サービスの情報を求めて検索した結果、同一の、あるいはそれと類似した広告が表示されるため、一般的には高い広告効果が得られると考えられている。Yahoo!JAPAN、MSN、エキサイト、フレッシュアイ、NIKKEI NET、アサヒ・コム、OKWave、MapFan Web、Cafesta、All About、Vector、ぴあ、mixiなどのパートナーサイトを通じて提供されている。

コンテンツマッチは、掲載されているコンテンツの内容に関連する広告を表示するサービス。検索キーワードではなく、コンテンツに連動して広告が掲載されるため、コンテンツ連動型広告と呼ばれる。