独Qimondaは、4ランク構成をとる8GバイトのDDR2 FB-DIMM(Fully Buffered DIMM)を発表した。DDR2 FB-DIMMは、主にサーバや高性能なワークステーションで使用されるメモリで、2005年後半から各メーカから出荷が開始されている。同社によると、4ランク構成の8Gバイト品は業界初となる製品だという。
4ランク構成をとる8GバイトのDDR2 FB-DIMM |
本製品の動作電圧は1.5V、動作周波数は最大800MHz。1レーン当たりのデータ転送速度は4.8Gbpsである。本メモリは消費電力が低いことを特徴の1つとしている。同社によると、従来品に比べて約45%の電力を削減できるという。
同社ではDDR2 FB-DIMM製品として、2ランク構成をとる1Gバイト品、2Gバイト品、4Gバイト品、および4ランク構成の2Gバイト品、4Gバイト品を出荷している。
同社はPCやサーバなどで使用されるDRAM製品のベンダである。昨年(2006年)6月にドイツの半導体ベンダであるInfineon Technologiesのメモリ部門の分社化によって設立された。Infineon Technologiesでは、2004年にDDR2 FB-DIMMのAMB(Advanced Memory Buffer)のテストチップを開発、2005年にはDDR2 FB-DIMMの製品版を開発したと発表している。