米国時間の6月26日、著作権料の値上げに抗議する米国のネットラジオ局が一日中音楽をかけない「National Day of Silence」が行われる。

従来までネットラジオ局は売上げの一定割合を楽曲使用料として徴収されていたが、今年3月にCopyright Royalty Boardが定めた新しい著作権料率では1リスナーが1曲聞くごとに著作権料が徴収されるシステムになった。これにより著作権料支払い負担が大幅に増加し、多くのネットラジオ局が放送を継続できなくなると言われている。7月15日が新著作権料率に基づいた最初の支払い日となっており、National Day of Silenceは徴収が実行された場合にネットラジオがどうなるか (沈黙する)をリスナーにアピールする。

著作権料率の引き上げに反対する団体SaveNetRadioによると、Yahoo!、Live 365 Stations、Rhapsody、MTV Online、AccuRadio、Pandora、WOXYなどの人気サービスを含む、約14000のウエブキャスターがDay of Silenceに参加するという。イベント名の通り"沈黙"に徹する局がある一方で、リスナーに反対運動への参加を呼びかける放送を流す局も多い。