NTTレゾナントは、携帯電話向けのコンテンツ連動型広告配信サービスを開発したことを発表した。広告は21日より一部試行提供を開始し、7月2日より全面的に配信を開始する予定。提供価格は20円から400円。
今回発表されたサービスは、ブログコンテンツを自動で分析し、関連分野の広告を該当Webページ上に配信するというもの。ユーザーが発信したコンテンツを、「マリンスポーツ」や「ドライブ」など約1,000弱の分野に判別・分類して広告を配信するため、ユーザの行動に即した効果的な配信が可能だという。NTTデータの日本語意味理解エンジン「なずき」と、gooの検索サービスのノウハウを生かして、文章全体の意味理解情報の抽出や分類などの日本語解析を実現した。
また、配信システム側では、公序良俗に反するなど、広告を配信するには不適切なWebページを判断するしくみを導入しており、広告主が安心して出稿ができるように配慮したという。
コンテンツ連動型広告配信サービスは、サイト運営者と広告主のどちらも管理が容易で、広告主にとっては、商品やサービスと関連性の高いページに自動的に広告を出稿することができ、広告運営の手間をかけずに潜在客を獲得しやすいという利点がある。
提供開始時の広告配信先は、「gooブログ」、「エキサイトブログ」を予定している。販売は、エキサイトとNTTレゾナントの合弁会社であるクロスリスティングが担当。同社では今後、CGMサイトを中心に提携サイトの拡大を見込んでいるという。