NECソフトは21日、同社が開発したオープンソースのEclipseプラグイン「J-alcedo」の日本語版紹介サイトを立ち上げたことを発表した。J-alcedoは、Eclipse RCP(Rich Client Platform)ベースのリッチクライアントシステムを作成するための統合開発環境。データベースのエンティティ定義を基に、クライアントアプリケーション、サーバアプリケーション、通信処理ロジック、データベース操作ロジックを自動生成できるといった特徴がある。

NECソフトは、2004年よりEclipseの研究に着手。EclipseファウンデーションのData Tools Platformプロジェクトに同社が作成したソースコードが取り込まれたという実績があり、同プロジェクトのコミッタになることが決まっているという。J-alcedoはそうした研究成果を反映したプロダクトで、NECソフトでは、同プロダクトをベースに国内エンジニアの技術交流を促進し、その結果をEclipseファウンデーションにフィードバックする意向を示している。

J-alcedoは、Eclipse Public License version 1.0の下で提供されており、現在のバージョンは0.9.0。バイナリはSorceforge.netから、ソースコードはSubversionリポジトリからダウンロードできる。