セキュリティ対策ソリューションベンダーのソフォスは20日、法人向けセキュリティ対策ソリューションの新製品「Sophos Endpoint Security and Control 7.0」(以下Endpoint Security and Control 7.0)を発表した。WindowsやLinux、Mac OS Xなどのマルチプラットフォーム環境における多様なセキュリティ対策を1つのコンソールで統合管理できるようにしたのが特徴。アプリケーションコントロールやホスト侵入防止システム(HIPS)などの機能も強化し、「未知の脅威への高速で安心な対策」を実現したとしている。
検知したウイルスの自動メール通知画面 |
アプリケーションコントロール画面 |
同製品は独自のテクノロジーで新規のマルウェアを的確に検知して阻止できるようにしたほか、起動中のプロセスを悪用したセキュリティ脅威への侵入も阻止するランタイムホスト侵入防止システム(HIPS)機能を追加。また、未承認アプリケーションコントロールの利用を制御するなどの、アプリケーションコントロール機能も強化しており、クラッカーによる不正侵入やエンドユーザーによる不適切なアプリケーション使用を防ぐことが可能だという。
「コスト削減を支援すると同時に"高速"で"安心"なサービスを提供したい」と語るソフォス代表取締役のAlan Broderic氏 |
同社では、これらの機能を1つのコンソールで統合管理することでコスト削減を支援すると同時に、特定企業への攻撃や金銭目的の攻撃など悪質化・潜伏化する脅威に対し、"高速"で"安心"なサービスを実現できるとしている。ソフォス代表取締役のAlan Broderic氏は「Endpoint Security and Control 7.0の投入により、日本国内の2008年3月期売上高を前年同期に比べ35%増加させたい」と話している。
Endpoint Security and Control 7.0は21日に出荷開始予定で、参考価格は1年間100ユーザの場合1ユーザ当たり5,200円、1年間1,000ユーザの場合は1ユーザ当たり2,880円となっている。