転職サービス「DODA(デューダ)」を運営するインテリジェンスは20日、ビジネスパーソン1,000名を対象にした、転職に関する意識調査の結果を公表した。
調査対象者に「現在勤務している会社に今後どの程度の期間勤務していると思うか」を訊ねたところ、最も多かった回答は「1年以上~3年未満」(35.9%)。「1年未満」と答えた27.4%と併せると、6割以上が3年以内の転職を検討していることを伺わせる結果となった。また、転職志向はとくに若年層で傾向が強く、24歳以下では7割以上が3年以内での転職を考えていることがわかった。さらに40歳以上では56.3%が「1年未満」と答えた。
人生で転職すると思われる回数では「2回」が31.5%で最多。以下、「1回」(26.7%)、「3回」(17.8%)と続いた。また、「5回以上」と回答した人の割合が全体の1割以上、「2回以上」とした人の割合が全体の約7割を占め、長い労働人生において、複数回の転職を考えている人が多いことが判明した。
求人の情報源では、50.4%が「求人・転職サイト」と答え、トップだった。年代別では、24歳以下の66.4%が「求人・転職サイト」、10.7%が「インターネットポータルサイトの転職・求人コーナー」と回答し、この年代の8割近くがインターネットによる求人情報の収集を行っていることが明らかになった。
一方、インターネットを活用した求人情報の収集は、年代が上がるにつれ低下する傾向にあり、「ハローワーク」の利用が24歳以下で10.1%であるのに対して、40歳以上では43.8%と最も高かった。また、40歳以上の12.5%が「人材派遣会社」と回答し、他の年代に比べて割合が高い反面、「企業のホームページ上の採用情報」「求人・転職専門雑誌」「新聞の求人広告」と回答した割合がいずれも0%となり、情報源が他の年代と比較して限られている様子が示された。
利用している求人情報源への接触頻度では、24.2%が「週に1~2回程度」と回答。次いで8%が「ほぼ毎日」、11.9%が「週に3~4回程度」と答え、合計すると半数近くが週に1回以上の定期的な情報収集を行っていることになる。
調査は、2007年2月6日から2月15日の間、20代~40代を中心に、ビジネスパーソン男女1,000名を対象に、インターネット経由のアンケート形式で行われた。