日立グループは20日、地球温暖化防止のため環境省などが実施する「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」に参加、同キャンペーン中の24日夜に、同グループが全国に所有する97箇所のネオンサインなどを消灯すると発表した。同日の消灯により、電力使用量約2570kWh、CO2換算で約1トンの削減ができるとしている。
同キャンペーンは、国民が地球温暖化防止を意識した生活に変えていくきっかけづくりとして環境省が実施するもので、今年の夏至である22日から24日までの3日間、ライトアップ施設や家庭の灯りの消灯を呼びかける。特に24日夜を「ブラックイルミネーション2007」とし、午後8時~10時の2時間、全国各地の夜景スポットやライトアップ施設の消灯を呼びかける。
日立グループは「ブラックイルミネーション」の時間中、大阪府の通天閣や福岡市の博多ネオンなど、同グループ各社が所有するネオンサイン、広告塔、看板照明、構内外灯など97箇所の灯りを消灯する。これによりCO2換算で1トンの削減ができるほか、キャンペーン期間中の3日間合計では、1世帯が1日に平均的に使用する電力量約1400世帯分にあたる、電力使用量1万5740kWh、CO2換算で約6トンにあたる消灯を実施するとしている。
24日夜の通天閣や博多ネオンなどでの消灯の模様は、日立製作所が提供する携帯電話情報配信サービス「キメクル」の環境番組「きになる真実」で26日から配信する。
このほか同グループでは、オフィスビルにおける昼食時と午後8時の一斉消灯励行をはじめ、環境省が進めている地球温暖化防止運動「チーム・マイナス6%」にも2005年から参加、オフィスの室温設定を28℃に保ち、社員に軽装を呼びかけるなどの活動を行っている。