Texas Instruments(TI)は、シングルチャネルのギガビットEthernet向けSerDes(シリアライザ/デシリアライザ)「TLK1221」を発売した。外形寸法は6mm×6mm、チャネルあたりの消費電力は200mWと小型で低消費電力であることが特徴。

ギガビットEthernet向けSerDes「TLK1221」

SerDesは、パラレルインタフェース上のデータとタイミング情報(クロック)をEthernetなどのシリアルインタフェース向けに合成したり、再び分離する際に用いる。本製品は、ギガビットEthernet、CPRI(Common Public Radio Interface)を含む600Mbps~1.3Gbpsのデータ転送速度に対応している。データとタイミング情報の合成や分離には、8b/10b符号方式を用いている。

本製品は、10ビットインタフェースをサポートしている。電源電圧は2.5V、動作温度は-40~85℃。パッケージは40ピンのQFNで、鉛フリー。すでに出荷を開始している。1,000個購入時の1個あたりの価格は3.25ドル。

TLK1221の主な仕様

パッケージ 40ピンのQFN
シリアルチャネルあたりの伝送速度 0.6Gbps~1.3Gbps
シリアルチャネル数 1
シリアルインタフェース LVPECL
パラレルインタフェース LVTTL
パラレル/シリアル比 10
シリアルチャネルあたりの消費電力 200mW