NECは14日、最大1万台までネットワークを常時監視し、不許可の持ち込みPCの接続を発見したら瞬時に遮断する「InfoCage不正接続防止」を製品化、販売を開始した。セキュリティ製品「InfoCage Network」シリーズのひとつで、新製品の出荷開始は7月17日の予定。

「InfoCage不正接続防止」は、ネットワークに接続される機器の一覧を調べ、不審な接続、持ち込みPCなどの許可されていない機器の発見/通知/不正接続を防止する。これにより情報漏洩のリスク軽減や、ワーム検知製品との連携により、ワーム感染PCをネットワークから切断し、ワームの蔓延を防止することができる。

この商品は、従来「SecureVisor」の名称で販売していたセキュリティ製品を強化発展させたもので、管理対象台数が最大3,000台から1万台に大幅に拡大強化された。ほかには管理を効率化するグルーピング機能、不正接続の形跡を把握する証跡機能、といった管理機能の強化。クラスタリングソフト「CLUSTERPROX」と連携した管理サーバ冗長化の実現などが図っている。Windows Vista対応。

価格は最小構成で40万円(税抜)から。

また、ISSの「Proventia Network IPS」との連携で、ワームやウイルス感染を防止する「ワーム感染拡大防止システム」を発表。「Proventia Network IPS」がワームやウイルスに感染したPCを検知するとその情報を「InfoCage不正接続防止」に通知すると問題PCをネットワークから遮断して被害を最小限に抑えるというもの。価格は最小構成で89万5,000円(税抜)から。