米Wall Street Journal(WSJ)は15日、Googleが中国・上海にR&Dセンターを今月25日に開設すると報じた。投資額や従業員数は明らかでない。中国での新たな拠点構築により、検索エンジン大手の百度(Baidu)から、同国検索エンジン市場における主導権奪取を狙う。
WSJの報道によれば、Googleの中国メディア担当であるCui Jin氏は、詳細については言及を避けながらも、「新たなR&Dセンターは、中国語によるインターネット検索についての研究開発を行う」と語ったという。
GoogleのChief ExecutiveのEric Schmidt氏は4月、「中国においてマーケットリーダーとなる」との会社方針を明らかにした。だが、Googleの努力にもかかわらず、第1四半期における中国の検索エンジン市場では19%のシェアにとどまり、57%だった百度の3分の1にすぎない。新たなR&Dセンター設立でGoogleがどう巻き返すかが注目される。