沖電気工業と沖エンジニアリング(以下OEG)は14日、日本IBMとIBMビジネスコンサルティングサービス(以下IBCS)が先月開始した環境経営コンサルティングサービス「IBMグリーン・コンサルテーション」に対し、製品含有化学物質情報管理システム「COINServ-COSMOS(コインサーブ・コスモス)」を提供すると発表した。欧州RoHS指令など環境保護に関連する規制が世界規模で拡大する中、環境対策ビジネスで先行するIBCSと提携することで、同システムの販売を拡大する。

IBMグリーン・コンサルテーションは、IBMグループが蓄積してきた環境経営やCSRに関するノウハウを生かしたコンサルティングサービス。環境対策として企業が支出しているコストを短期間で分析、分析結果を基に環境対応のためのシステム化を支援するサービスを行っている。

沖電気が同サービスに提供する製品含有化学物質情報管理システム「COINServ-COSMOS(コインサーブ・コスモス)」は、沖電気グループにおける運用実績をベースに、製品に含有する化学物質などの集計や管理作業、グリーン調達業務を効率化する企業内情報システム。販売やサポートは同グループのOEGが行っている。

沖電気では、「欧州RoHS指令や中国版RoHS指令への対応など、グローバル化する化学物質マネジメントに対応するため、今後も多くの機能改善を進めていく」としている。