サイバーエージェントと同社子会社のアドプレインは13日、エイチ・アイ・エス(H.I.S.)の「Second Life」進出支援として、仮想世界内サービスの「H.I.S. 旅SL(タビスル)」の展開を発表した。実際の旅行会社のように名所を紹介するトラベルステーションを設置し、旅行気分を味わえるサービスを展開する。Second Lifeにおいて、このようなサービス展開は旅行業界では初めての試みだという。
「H.I.S. 旅SL(タビスル)」では、「Second Life」内にH.I.S.提供の観光名所にワンタッチでトランスポートできるバーチャル・トラベルステーションを設置。国内外の観光名所を再現し、ユーザーに実際に旅行しているような気分を提供するというサービス。
トラベルステーションの周辺には、期間ごとに世界各地のテーマ館を設置し、顧客の誘導に繋げる。また、旅行に関する特別商品の告知や、旅行のオンライン予約への誘導も順次実施する予定。店舗の展開場所は、ジップサービスが展開している「MagSL Tokyo」内。
サービス開始当初は、音声・表示形式は日本語のみの対応だが、各国のユーザー向けに順次言語を対応させ、H.I.S.のブランド確立を図るという。
また、サイバーエージェントのブログメディア「Ameba(アメブロ)」と、H.I.S.が共同運営する旅好きな人のためのブログサイト「旅ブロ」を連動させた企画の展開も予定している。
現在、Second Lifeの登録者は欧米ユーザーを中心に約700万人に達し、英語版を利用している日本人ユーザーは約20万人いるという。具体的な日付は明らかにされていないが、日本語版も近々オープン予定とのことで、日本国内において登録者の急増が予想されている。