マカフィーは12日、最大10Gbpsのパフォーマンスを備えたネットワーク不正侵入防止システム(IPS)アプライアンス「McAfee IntruShield 10Gイーサネットプラットフォーム」を発表した。
新製品であるIntruShieldマルチギガビットMシリーズプラットフォームは、ネットワークコアおよびデータセンターにおけるIPSの普及拡大と、高性能10GイーサネットおよびIPv6ネットワークの急速な進展に対応した設計となっているという。
また、同社は「McAfee IntruShield 4.1」を米国にて発表済みで、日本でも6月中に提供を開始する予定。本製品は、ネットワークとシステムの連携を目指す同社の「セキュリティ・リスクマネジメント(SRM)戦略」の一環として、脅威に対する保護とコンプライアンス管理を統合するセキュリティ・ソリューションの提供を狙うもの。McAfee Foundstone、McAfee Network Access Control、McAfee ePolicy Orchestratorを含むマカフィーのセキュリティ・リスクマネジメント製品群との統合性がさらに向上しているという。
IntruShield 10 Gigabit EthernetアプライアンスとIntruShield 4.1の特長は以下の通り。
- 大企業規模の10G/IPv6のネットワークを防御:
最大10Gbps(ギガビット/秒)のパフォーマンスを発揮し、「業界最高」(同社)のポート密度を提供する - 操作の迅速化:
McAfee ePOとの統合強化により、簡単な操作でホストの詳細、ホストIPSへの攻撃とスパイウェア挙動をリアルタイムに視覚的に把握できる - 影響把握までの時間を短縮:
McAfee Foundstoneとの統合によるリアルタイム評価(Scan now)機能によって、脆弱性の詳細情報および攻撃と脆弱性の関連性をオンデマンドで提供できる。さらに、IntruShieldに統合されたビヘイビア分析型の隔離機能や、マカフィー・ネットワーク・アクセスコントロール製品との連携により、接続されたクライアントの問題に対する対応時間が迅速化する