スウェーデンのEricssonは10日(現地時間)、中国の携帯電話オペレータの中国移動と契約を拡大し、カバーエリア拡大などで新たに10億ドル規模の契約を結んだことを発表した。中国移動は中国最大手の携帯電話オペレータで、2006年末時点で3億230万人の加入者数を有する。加入者数ベースでは世界最大規模となる。
Ericssonは今回、中国移動と契約を拡大、中国19地区へのGSMネットワーク拡大を手がける。契約には、技術サポート、サービスも含まれており、総額約10億ドル規模となるという。これにより、中国移動はネットワークキャパシティとパフォーマンスを改善し、リッチなデータ通信などの新しいサービスを提供する。
Ericssonはこれにより、成長市場である中国におけるプレゼンスを高められるとしている。
同社はまた、ソニーとの合弁企業の英Sony Ericssonが、携帯電話販売を手がけるChina Postel Mobile Communication Equipmentと契約し、China Postelに6億ドル相当の携帯電話を供給することも発表した。